Fireside 「Elite」


エリート

エリート

Last Days Of AprilStarmarket、Refused、The (International) Noise Conspiracy、
The Hives、Randyなど、スウェーデン産パンクバンドが残した名盤に
ことごとく関わってきたプロデューサー、ペレ・ガンナーフェルト。
一部の人間にとっては知られた名前だけども
(日本のオーシャンレーンがプロデュースを頼んだことがある)、
彼のバンドFiresideはどうも知名度が低い。
スウェーデン本国ではグラミー賞を取ったほどの人気と成功を収めていて、
北欧のエモコアを語る上では外せない超重要バンドなんだそうだ。


この作品は2000年発表の4thアルバム。
前作まではQuicksandのような激しめのエモーショナルなポストハードコア路線だったらしい。
しかしこの作品で聴かせるのはシンセやサンプリングをこれでもかという程駆使しまくった、
実験的ポップサウンド
ベーシックな曲の骨格はあるものの、その上でいろいろな音が混在している。
あまりにゴチャゴチャしてるので、「やりすぎだろ」と笑ってしまった。


2000年といったら、Last Days Of Aprilの「Angel Youth」(ペレがプロデュース)が出された年と同じ。
ペレガンナーフェルトの創作意欲が炸裂したのがちょうどその年だったということか。


いやびびった。北欧エモ、ポップ好きにはぜひとも聴いてほしい。