2年近くほったらかしだった
新しいところに移動します。
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社会とは極力関わっているべきかな
満ちてくる時のむこうに
- 作者: 鈴木光司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1991/10
- メディア: 単行本
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「リング」「らせん」などで有名な鈴木光司の「楽園」が原作らしい。
第二回日本ファンタジーノベル大賞にて優秀賞を受賞し、1991年に
アニメ化されたそうな。中古VHSを100円で購入。
神話時代、海によって引き裂かれた2人の愛が時空を超えて再び結ばれる。
一万年の時と太平洋を股にかけた、壮大な愛の物語だ。
時代や歴史がストーリーに与える重厚感をふんだんに活かせていて
結構楽しめたし、その後を自由に想像させるラストが爽やかだった。
原作を読みたくなった。
あと玄田哲章氏が声を担当しているキャラクターが
コマンドーばりの大暴れをしていて笑えた。
ちなみに、第一回の日本ファンタジーノベル大賞は酒見賢一の「後宮小説」で、
「雲のように風のように」というタイトルでアニメ化されている。
「雲のように〜」は隠れた名作と言われておりDVDまで出ているが、
「満ちてくる〜」の方は未だDVD化されていない。
個人的には「雲のように〜」とタメを張れるほどの良作だと思うので、
ぜひともDVD化をお願いしたい。
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2002/06/21
- メディア: DVD
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- 作者: 鈴木光司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1995/12/26
- メディア: 文庫
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Xiu Xiu「Knife Play」
- アーティスト: Xiu Xiu
- 出版社/メーカー: 5 Rue Christine
- 発売日: 2002/02/19
- メディア: CD
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1stアルバム。
初期のXiu Xiuは、インダストリアル・ノイズ色が強く、ジャンクの範疇で語られていた気がする。
金属質で冷たいバックトラックの上でJamieのボーカルが病的なナルチシズムを全開にさせる。荒涼とした雰囲気の漂う、キワモノ的アルバムだ。
3rdアルバム「Fabulous Muscle」あたりから卓越したポップセンスが前面に出始め、Xiu Xiuは孤高の変態へと羽化していくが、トラックの混沌とした感じは1stの頃からあまり変わっていないのだった。
Runhild Gammelsaeter女史
昼はまじめな生化学者。
夜はデス声ボーカリスト。
彼女のソロアルバム「Amplicon」を久々に聴いた。
ついさっき知ったが、「Amplicon」とは「DNAの単位複製配列」なのだそうだ(なんじゃそりゃ)。
子守唄、断末魔、オルガン、ノイズなどの塩基が複雑に連鎖し、苦悶の二重らせんを形作っている。聴いた人間のDNAレベルにまで狂気を組み込み、末代まで遺伝させようという彼女の実験は、見事に成功したと言える。